阪神1000系―概略

こんばんは。ぐんじょうです。

記事の更新頻度がちょーと少なくなってるので、その場しのぎに車両紹介の没原稿を公開します。

登場まで

登場の契機

2009年より、新たに近鉄との相互直通運転が始まりました。直通運転にあたって車両運用数が増えることとなり、車両の増備が必要になりました。また、8両編成や、10両編成を組成するために増結用として2両編成も必要となりました。

それら2つの目的を達成すべく登場したのが1000系です。

また、老朽化していた車両を置き換えるために製造された編成もあります。

車両会社の選定

阪神電車の車両は、長年にわたって子会社の武庫川車両で製造されていました。しかし、武庫川車両は9300系の製造をもって解散しました。

そこで、新たに車両会社を選定する必要が発生し、車両の概要を伝えた上で数社の車両メーカーを相手にコンペが実施されました。そして、コンペの結果平成17年の春に近畿車輌で新型車両を製造することが決定します。

車両

概要

6両編成が13本、増結用の2両編成が9本の計96両が在籍しています。運用区間は梅田・奈良~姫路です。

基本編成と増結編成を組み合わせることにより6両、8両、10両編成の3パターンで運用されます。

車体

レーザー溶接を“多用”したステンレス車体になっています。なお、妻構体や、各構体どうしの接合にはスポット溶接が使用されています。また、幕板部にはプラズマ溶接が使用されています。

床下機器

もう少し詳しい床下の解説については別ページで記述していますが、ここでは概要だけを。

MT比は見直しにより、従来車と変わって1:1になっています。

6両編成車では、主回路システムには三菱製のVVVFインバータ制御機と東洋電機製のIMが、補助電源装置として東芝製のSIVが搭載されています。

2両編成車では、VVVF制御装置と90kVAの補助電源装置を一体化した三菱製の車両制御装置が搭載されています。

近鉄乗り入れ対策

列車無線を含む保安装置は相手方の仕様に、完全に準拠させる必要があるため、二重装備されています。

近鉄用・阪神用の機器はスイッチで一括して切り替えることができます。

近鉄用機器用のスペースを確保するため、既存車よりも乗務員室が160㎜延長されました。

デザイン

1000系は「ヨソイキ・モード」をデザインテーマにして製作され、従来の車両と打って変わった雰囲気になっています。

車両のオレンジは新色の「ビバーチェオレンジ」になっています。「生き生きと」という意味から名付けられました。

側面には、ドア廻りにデザインが配されています。ただ単にデザインとしてだけではなく、扉に意識を向けさせる視覚的なサインとしても機能します。

先頭部分は、補修性を考慮して鋼製になっています。「濃い目のシルバー」としてセラミック塗装されています。

車内も、「ヨソイキ・モード」のもと一新されました。車内照明は、従来の蛍光灯からLEDに順次更新されています。

行先表示器

種別部分はフルカラーLED、行先表示は白色LEDになっています。

視認性の向上や、数の多い近鉄線内むけの表示にも対応しています。

カテゴリー車両

この記事を書いた人 :

拙い文章で申し訳ない限り。修行積んでます