登場時からの差異
一次車と二次車の違い
※1201F,1501F,1502Fは一次車、1202F~1206F,1503F~1509Fは二次車、1207F~1213Fは三次車と呼ばれることがあります。
前面貫通扉



前面貫通扉に取っ手がついているタイプとついていないタイプがあります。
新製時より取っ手付きの扉が取り付けられている車両は一次車の電連付き先頭車1201,1501,1601,1502,1602で、これら以外の車両は取っ手ナシで登場しました。2010年2月の検査の際に、1603のみ取っ手付きの扉に交換されました。
転落防止幌



一次車(1201F,1601F,1602F)にはヒンジなしのものが、それ以降はヒンジ付きのものが設置されています。高さは一緒ですが、妻面側にはヒンジのロック解除用のハンドルが設置されています。
側面表示灯

一次車のみ「:タイプ」、それ以降は戸閉灯が大型化された「iタイプ」です。
床下機器の泥除け板(2連)


車端部付近、台車と電灯接触器の間の泥除け板が二次車から設置されています。
台車
新製時は一次車のうち1201,1251,1601,1502の運転台側台車に砂箱が設置されていましたが、2007年10月のデビューを前に撤去されました。2007年7月の試運転時には全車ヨーダンパなしでしたが、8月の試運転では1251,1301にヨーダンパが設置されている姿が、9月には1301のヨーダンパが撤去され1251のみ設置の形態が確認されています。1251のヨーダンパは2011年2月の検査時に撤去されています。




二次車と三次車の違い
車内床模様




1207Fから暗色に変更されています。
前面塗分けの違い


1211Fのみ前頭部上部屋根側の橙色塗装領域が広く、正面から見たときにズレが見られます。
後年改造による差異
車体外観の変更
前面貫通扉の変更(2010.2)


2010年2月の検査の際に、1603のみ取っ手付きの扉に交換されました。
ヨーダンパ撤去(2011.2)
1251のヨーダンパは2011年2月の検査時に撤去されています。


クーラーキセ
1000系に搭載されるクーラーキセは、当初は一種類のみでしたが、2017年以降、5500系等と同じく二種類を混載しています。
前期型はCU-703、後期型はCU-703Aです。この記事では前者を前期型、後者を後期型として扱います。
クーラーキセは全般検査時に交換されています。


調査結果(2017年~)
※(括弧)内の数字は年月日を表します。括弧が付いていない場合は調査期間中に変更がなかったことを表します。
1201F~1212F:全車後期型
1213F(2018.1~):1313のみ前期型へ交換
1601F~1603F:全車後期型
1604F(2017.12~):1504のみ前期型へ交換
1605F~1609F:全車後期型
前照灯交換(2015.9~)
LED前照灯への交換時期の一覧です。*付きは検査によらない交換です。


上写真の一枚目が小糸製LED前照灯、二枚目が森尾製です。
| 1201F | 2016.3* | 1601F | 2017.3 |
| 1202F | 2016.3* | 1602F | 2017.8 |
| 1203F | 2018.7 | 1603F | 2018.12* |
| 1204F | 2019.1 | 1604F | 2017.12 |
| 1205F | 2018.12* | 1605F | 2017.11* |
| 1206F | 2019.1* | 1606F | 2018.8* |
| 1207F | 2017.1* | 1607F | 2018.8? |
| 1208F(小糸) | 2014.5* | 1608F | 2018.12 |
| 1208F(森尾) | 2016.5* | 1609F | 2018.11* |
| 1209F | 2017.12* | ||
| 1210F | 2015.9* | ||
| 1211F | 2016.6 | ||
| 1212F | 2017.4 | ||
| 1213F | 2018.1 |
エクステリアデザイン変更(2025.8.25~)
2025年8月29日より、エクステリアデザイン変更車が運用開始しています。






エクステリアデザイン変更にあわせて、車いす・ベビーカーのピクトグラムステッカーが幕板にも追加で貼付されています。
デザイン変更時期
1202F:2025.8
ステッカー等
マタニティーマーク追加(2013.3)


優先座席ステッカーの下にもう一枚白っぽいステッカーが追加されました。左写真は奥の8000系にはついていて、手前の8000系にはついていない過渡期。(2013.03.07撮影)
ドアステッカー更新(2013.7)


2013年7~8月で更新されました。写真の5500系は新ドアステッカー、8000系は旧ドアステッカーの貼り替え過渡期(写真左・2013.08.03撮影)
この時に、「上り大塩ドアカット」のステッカーが8523Fを含む6両編成全ての神戸方先頭車山側ドアに貼り付けられました。(写真右・2013.09.03撮影)
ルミナリエ副標掲出(2013.12)
2013年はルミナリエ開催に伴い臨時急行が運転されました(急行の三宮延長運転)。この臨時急行にのみルミナリエ副標が掲出されていました。(1202F,1212F,8211F,8219F,8225F,8237F,8239F,9503Fが該当)
優先座席ステッカーの変更(2014.7~)
2004年2月に旧来の楕円形のものから変更されて以来、緑色の優先座席ステッカーには大きく変化がありませんでしたが、2014年7月に優先座席の5つのピクトグラムが左向きから右向きになると共に小変更され、携帯電話のイラストもスマートフォンに、そして「優先座席付近では携帯電話の電源をお切りください」から「優先座席付近では、混雑時には携帯電話の電源をお切りください」へと変更されています。また、5つのピクトグラム下の日本語表記の下に英語表記が追加されています。


これは2012年7月に2G携帯電話のサービス提供が終了し、2013年1月に「各種電波利用機器の電波が植込み型医療機器へ及ぼす影響を防止するための指針」を総務省が改定されたことを受けて、2014年7月より関西鉄道協会がルールを改めたことによります。
ルミナリエ副標掲出(2014.12~2019.12)
2014年から2019年まで、ルミナリエ開催期間中は全列車にルミナリエ副標が掲出されていました。



ギュッとステッカーの貼付(2015.02.26~)
2015年2月26日より突如として前面に貼り付けられ始めたギュッとステッカー。貼付開始当初は位置がバラバラで、1000系でもギュッとステッカーが変な位置に貼られていた編成がありました。



1207Fと1213Fは貼り付け当初はワイパー下の位置でした。なかなかインパクトがありますね。
2015年5~6月頃に現在の貼付位置へと修正されています。
車内SOS表記拡大・戸袋への吸い込み防止ステッカー貼付(2015.8)
車内SOS表記拡大と戸袋への吸い込み防止ステッカー貼付が全車両に行われています。
女性専用車表示変更(2016夏)


2003年3月24日より試験導入され、同年9月1日から正式導入された区間特急での女性専用車両ですが、女性専用車両であることを示す表示板が2016年夏に更新されました。
導入以来「区間特急のとき 女性専用車両 WOMEN ONLY」のみであったものに、「・ お身体の不自由なお客さま(介護者を含む) ・ 小学生以下のお子さま」が下部に追記されています。
妻窓広告ステッカー貼付(2017)
2017年初頭より、妻窓の半分ほどを占める大型の広告ステッカーが貼り付けられています。タイミングや位置次第で広告がないものや、妻窓左右一枚ずつの計2枚貼られているものもあります。



ルミナリエ広告ステッカー貼付(2017.12, 2018.12)
2017年と2018年はルミナリエ開催に合わせて、大阪方車端部の側窓に広告ステッカーが貼付されていました。通常の広告と同じ大きさですが、貼付位置が異なるのが特徴でした。基本的に検査入場中の車両を除く全ての営業車に貼られていましたが、ごくわずかながら貼付されていない編成や位置もありました。




▲普通系車両は全車大阪方車端の窓ガラス中心付近に貼付




▲1000系以外の急行系車両は全車大阪方車端の窓ガラス中心付近に貼付




▲1000系は女性専用車両表示と干渉するため4号車のみ貼付なし、1207Fはラッピングと干渉するため1207のみ貼付、1607Fはなぜか貼付されず
車内乗車位置表示板取付(2017年度)
車内乗車位置表示板が2017年度に全車両に取り付けられています。
高校野球副標デザイン変更(2018.8)
夏の高校野球が100回の節目を迎えたのに合わせ、2018年から副標のデザインが新しいものに変更されました。


マタニティーマーク・優先座席ステッカー統合(2019.1)


見えづらいですが、右写真の左側の車両(8117)の優先座席ステッカー下部には白いもう一枚のステッカーが見えるのに対し、右の車両(8013)の窓にはありません。8213Fの検査出場試運転(2019.01.21撮影)では混合していました。この冬にほとんど統合されています。
LED行先表示器が「大阪梅田」表示に対応(2020.2~3)
2019年10月1日に、鳴尾・武庫川女子大前駅と共に、大阪梅田駅も梅田駅から駅名を改称しましたが、鉄道車両の社外のLED行先表示器は2020年2月~3月に「大阪梅田」「阪神大阪梅田」へと変更されました。
幕式装置を搭載している車両については「梅田」「阪神梅田」表示が維持されています。



換気ステッカー貼付(2020.12・2021.4)・撤去(2023.5)
貼付位置は2020年12月分は1両あたり側面2か所(片面で1か所)のみ、2021年4月にさらに追加され側面4か所(片面2か所)に倍増しました。貼付対象窓に優先座席ステッカーや、弱冷車ステッカーがある場合は、その上方に貼り付けられ、女性専用車となりうる(梅田から数えて)4号車山側は、女性専用車の掲示をする都合上、縦型のものが貼り付けられていました。2023年5月8日に新型コロナウイルス感染症が2類から5類へと変更されたのに伴い、5月10日より順次撤去されました。
詳細は下記リンクの記事を参照してください。
啓発ステッカー(黄色)貼付(2021.10)


2021年10月中旬頃に、黄色のステッカーが車内妻引戸両脇に一挙に貼り付けられました。
側面窓上車番ステッカー貼付開始(2022.1)




2022年1月に検査を明けた8215Fから、社紋付近の側面窓上部に車番ステッカーが貼り付けられています。
編成:「確認」日
1601:1/14
1602,1607:1/20
1213-63:1/26
1210-60,1609:1/27
1202-52:2/7
1205-55:2/9
1603:2/10
1206-56:2/16
1604:2/17
1204-54:2/18
1203-53,1605(このへん)
1606(このへん)
1201-51(このへん)
大塩ドアカットステッカー撤去(2022.02.14~)
大塩駅のドアカット扱いが終了するのに先立ち、神戸方先頭車山側に貼り付けられていたステッカーが2/14から数日内に全て剥がされました。このステッカーは先述の通りドアステッカー変更と同時に2013年7月から貼り付けられていたものです。


車いす・ベビーカーピクトグラムの車体への貼付
従来は車いすスペース設置個所の浜側窓ガラスに貼付されていたピクトグラムですが、エクステリアデザイン変更にあわせて車体側面幕板部にも大型の紺地のステッカーが追加されています。


▲山側比較 原色では山側にピクトグラムはない / ▼浜側比較 原色時代からの窓ガラスのものも残存

