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阪神5700系全編成側面写真資料集」 を更新しました。

阪神8000系の編成毎の差異

By snowlavit

リニューアル以前については主に上記リンク先で取り扱っています。

リニューアル前からの形態差

車内スピーカ・蛍光灯カバー等

8211F,8213,8013,8214は細かいスリット様のもの、8215F~8229Fまでは丸穴模様、8231F~8249Fはスリット様となっています。

蛍光灯カバーは8231F~8249Fでヒンジの露出していないワンタッチ式へと変更されています。

車側灯・車外スピーカの点検蓋にも違いがあります。

タイプⅠは化粧板2点止め、タイプⅡ以降は一辺止めで片開きです。

8211F除くタイプⅡのみ点検蓋の金属枠が地色で、8211Fと8214、タイプⅢ・Ⅳはメッキ仕上げです。ただし、8211Fのもののみ枠が細いのが特徴です。

空調設備配置と吊り広告

タイプⅠ・Ⅱでは、屋根中央部にラインデリアと冷房装置で大きく見た目の異なるものが混載されています。タイプⅢ・Ⅳでは屋根中央部に連続したフィンが取り付けられスッキリとしています。

網棚上部の線上に何もないものがMAU13搭載のタイプⅠ・Ⅱ、網棚上部の線上に冷房装置の通気口があるのがタイプⅢ・Ⅳです。

上記の通り、MAU13搭載のタイプⅠ・Ⅱと、CU-198搭載のタイプⅢ・Ⅳでは風洞やラインデリア、吹出し口の形状が大きく異なることから、種々の配置が変更されています。吊り広告の台座も例外ではありません。

ラインデリアにも種類があり、タイプⅡは下の画像②、17~34は画像③、35~50は画像④です。
③と④では一見同じですが、内部のラインデリア本体を見てみると③は明るい緑系のグレー、④は暗いグレーです。

タイプⅠ・Ⅱの冷房装置は左のMAU13-H、乗務員室後部は右のCU10H(タイプⅠは改造で取付)です。

クーラー・ラインデリア外観フォトギャラリー

網棚

タイプⅠは5001形等と同様のもの、タイプⅡ,Ⅲは少し大型化され、タイプⅣは5500系等と類似したものが備えられています。(※新造時より)

ただし、タイプⅠの車椅子スペース付近に限り、タイプⅡ・Ⅲと同様のものへ変更されています。

側引戸脇の手すり

端部形状が三種類あります。直角になっているものがタイプⅠ、タイプⅡ・Ⅲは面取りがされています。タイプⅣは少し張り出し幅が大きくなったほか、ビス止めが片側4箇所から2箇所へと減じています。

座席下パネル継目

タイプⅣは継目の上に重ねる板が無く、スッキリしたものとなっています。5500系では再び継目板が復活しています。

前照灯高さ

阪神8000系の編成毎の差異阪神8000系の編成毎の差異

上のスライダーを動かしてチェックしてみてください。高速神戸行きが8211で、須磨浦公園行きが8215です。15のほうが高いでしょう?

8217F以降は車体高が伸びた関係で前面窓の左右二枚が上に長くなっているので、全体的なバランスを考えて、一般的なタイプⅡに比べて前照灯の位置が2cm上昇しています。8215はどういうわけかはわかりませんが、タイプⅢと同じ位置に前照灯が配置されています。

妻面造作

阪神8000系の編成毎の差異

妻面はタイプⅠ~Ⅲは妻引戸がタイプⅠのみ異なる以外はほぼ同じに見えますが、実は手すり取付高さと竪樋の長さにも差異があります。手すり形状は共通ですが、タイプⅠの方が低く、また白で塗装されています。

※画像の黒線は共通の高さである幌の留め具を結ぶ線分
※竪樋の長さおよび手摺位置の違いの識別のために、水色と桃色の円をかき込んでいます。

連結器交換と車体切欠き

2006~2008年の連結器の換装でスカートの上部板が撤去されましたが、車体下部の切欠きはされないまま数年間残存していました。2011年にかけて、入場の折に切り欠かれたようです。
※2006年リニューアルの8225Fはバンドン連結器のまま出場しています。

リニューアル工事の概要

8000系の登場から17年以上が経過したことから、8211Fより順次リニューアル工事が実施されました。

これに伴う外観上の主な、多くの編成に共通する変化としては、

①内外装の9300系との共通化

9300系と同じパターン(上半分プレストオレンジ・下半分シルキーベージュ)への塗色の変更
床敷物,客室内化粧板,座席を9300系と同様のものに交換(一部編成の座席はリニューアル前に交換)
スタンションポールの取付
側窓カーテンの交換
中間車(一部)にクロスシートを設置(タイプⅣ除く)、設置車ではクロスシート部側窓を固定化し、妻窓1か所を下降窓化

②側引戸付近の変更

側引戸を複層ガラス窓で窓部段差を減らしたものに交換*
扉開閉予告ブザーと車内案内表示器の設置(タイプⅣの表示器は新型に交換)
側引戸付近に吊手を設置
2,5号車の姫路寄側出入口の沓摺敷居を傾斜型にし、ホームとの段差を縮小、側引戸下レールも切り欠かれ、三分割に

③設備の更新

車椅子スペースの設置、車いすスペース部の側窓を固定化と、スペース確保の為の簡易配電盤薄型化
非常通報器の設置および一部妻窓の縮小

非常ドアコック横に広告枠を設置

以上のように大別され、各項目についてリニューアル時期によってマイナーチェンジが重ねられていきました。

リニューアル順序

11-12(2002.3)→19-20(2003.3)→21-14(2004.3)→15-16(2004.10)→13-18(2005.4)→25-26(2006.4)→23-02(2007.4)→→→29-30(2009.10)→→→27-28(2011.3)→31-32(2011.9)→33-34(2012.3)→35-36(2012.9)→37-38(2013.4)→43-44(2013.9)→45-46(2014.3)→47-48(2014.9)→49-50(2015.4)→41-42(2015.7)→39-40(2015.9)

リニューアル後詳細

①内外装の9300系との共通化

塗り分け高さ

側窓寸法との関係から、リニューアル後ではタイプⅢまでは乗務員扉の取手と同じ高さ、タイプⅣは取手より下になっています。

化粧板柄

8211F~8235Fは新造時はチェック模様の化粧板、8237F~8249Fは新造時は白いぼかし模様の化粧板でしたが、リニューアル時にぼかし模様に刷新されています。

スタンションポールの設置と袖仕切り

袖仕切りは8211F,19F,タイプⅣには設置されています。登場時には8215Fにも異なる形状のものが取り付けられていましたが、撤去されています。

タイプⅣは新造時からの設置ですが、リニューアル時にスタンションポールが追加されています。左写真はリニューアル前(2015年)、右写真はリニューアル後(2020年)
座席モケットは一部編成のリニューアルに先行して、2012年頃までに9300系同様のものとなっています。

クロスシート

※この項は、クロスシートの一部変遷が9300系と8000系で区別されていないため、9300系と併せて記載しています。

リニューアルに際して、8211F,8219Fは中間車4両全ての、8213F,8215F,8221F~8231Fは中間車3,4号車の側引戸間にセミクロスシートが設置されました。しかし、このクロスシートの設置も10年に亘って行われているため、設置時期によって細部形状が異なるほか、後の検査での分解・取付時に混交されるなどして、様々な形態差が生じています。

設置時期により生じた、設置当初の形態差は以下の通りです。
①背ずり取っ手形状変更(平→丸:2001年製造の9501Fのみ平)
②肘掛形状変更(□・長→六角・短:2009年以降改造の8227F,29F,31Fは六角・短)
③ヘッドレストカバー(グレー→白:2011年改造の8227F,31Fは白)

・①背ずり取手

断面が平べったいものが9501F、断面が円形に近いものが9503F,9505F,8000系に取り付けられていました。
ただし、8227F,8231Fの取手は塗装が剥げた面が光沢のある金属である他編成のものとは異なり、表面に小さな凹凸のあるものになっています。ヘッドレストカバーの仕様変更に伴うものと考えられます。

2020年検査の際に一部が9501Fと9505Fでシャッフルされており、ちぐはぐになっています。これらについては今後も変化していくことが予想されます。

・②肘掛

8225Fまでの編成は、リニューアル直後は9300系同様の、ひじ掛けがモケットと同じ生地のものでしたが、後年(大方2013年~2014年頃)に交換され、現在では全て8227F,8229F,8231Fと同様の六角形のものになっています。ただし、座席背面の手すりと窓側ひじ掛けはリニューアル時から形状が変更されていない為、寸法に違いがあります。

クロスシート設置当初の肘掛の形状は、窓側の肘掛に痕跡を残しています。
肘掛の長い左側写真がモケット地タイプだった9501F~9505Fおよび8211F~8225Fもの、肘掛の短い右側写真のものが8227F~8231Fのものです。

しかし、2020年検査の際に一部入れ替えられてしまったものが存在し、ちぐはぐになっているものがあります。これらについては今後も変化していくことが予想されます。

・③ヘッドレストカバー

ヘッドレストカバーは8229Fまではリニューアル時に上部全体を覆うグレーのものが取付けられていましたが、2011年にリニューアルされた8227F,8231Fでは、リニューアル時から白色のヘッドレストカバーとなりました。
同編成がリニューアルされた2011年以降、グレーのものが取り付けられていた編成についても順次白色のものへ変更されました。2017年の8523Fの検査出場を以って、グレーのものは消滅しています。

9300系を含めてですが、ひじ掛け新旧・ヘッドレストカバー新旧の4種すべての組み合わせが存在したことを確認しています。

*8102のクロスシート部化粧板継目

8102のみステンレス板ではなく、5500系の川重製の車両などに用いられているものと同様の、表面に樹脂カバーのついたものとなっています。

・クロスシート設置車の妻窓

クロスシート設置車はクロスシート部の側窓を固定化したため、開口面積確保のために妻窓1枚が下降窓となっています(8102除く)。下降窓となっているのはパンタと配管のある妻面、向かって左側の妻窓です。

変則吊手配置

MAU13搭載かつクロスシートである8102,8011,8012,8111,8112,8115,8116は、ラインデリアの中央部に設置されている吊り広告との関係上、吊手の位置が他の車両(均等6本配置)とクロスシート部で異なります。
8011,8012,8111,8112は吊手の配置が5本・3本の配置ですが、8102,8115,8116では4本・2本となっています。
どちらの配置も本数の少ない方が中央ドア側となる対称配置です。

②側引戸付近の変更

側引戸・車内案内表示器

阪神8000系の編成毎の差異阪神8000系の編成毎の差異

左がタイプⅢまで、右がタイプⅣ以降のもの。

側窓高さとのバランスから、窓の天地寸法が二種類あり、タイプⅣの方が大きな窓となっています。
また、8231F、幕板の天地寸法の短いタイプⅠ,Ⅱと、新製時から車内案内表示器を搭載しているタイプⅣでは、側引戸鴨居が内傾しています。車内案内表示器は、各車浜側1箇所、山側2箇所の千鳥配置で設置され、8231F~8249Fでは広告の上にLEDマトリクスという配置になっています。8231F~8249Fでは下部に誘導鈴と扉開閉予告灯が設置されています。
ただし、8231FのみタイプⅢでありながらにリニューアルの際にタイプⅣと同じ大型の案内表示器パネルを搭載したため、忍錠部分から内傾する構成となっています。
ドア付近にはなかった吊手もリニューアル時に増設されています。


車内案内表示器のない側引戸鴨居には広告枠が設置されていましたが、2016年に撤去され、大型の路線図が設置されています。

①:広告枠と路線図が共存していた頃
②:大型路線図のみとなり視認性が向上した

・忍錠

8211F,8219Fのみ側引戸の忍錠がキセ内部に取り付けられ、9300系と同じ構造となっています。

余談ですが、8211Fは「側引戸鴨居が内傾している」かつ「忍錠が内設化されている」で、8219Fは「側引戸鴨居がほぼ鉛直」かつ「忍錠が内設化されている」、8231Fは「大型パネルによりキセ別形状」ですので、この三編成についてはこの一箇所のみで編成が特定できます。

戸先振止金具・側引戸下レール等

車内側には8215F以降で設置された(※これは新造時からの違い)ため、8213-8214までとは沓摺部品の形状が異なります。

左が~8213,14までのもの、中央が8215~、右が8233~(少し幅が太い)

また、8000系では5500系リノベーション車同様、車いす・ベビーカー等の乗降を念頭に、リニューアル時に切欠きの入った沓摺部品に交換されたものがあります。
該当部は8001形(2・5号車)の姫路寄り(優先座席横)の扉です。

阪神8000系の編成毎の差異

・戸袋キセ

戸袋キセの構成も複数種類あります。

タイプⅠは引込部ゴムがグレー(5001同様)のままで未交換です。タイプⅡ~Ⅳは黒色ゴムに交換されています。

タイプⅠ・Ⅱ・Ⅲの中間車(8211F・8219F除く)は下部の分割はありません。(写真①)
タイプⅠ・Ⅱ・Ⅲの先頭車と8211F・8219F全車は下部で分割されており、2部品構成となっています。(写真②)
8211F,19Fのみ先に記した忍錠の内設化により、下部のみならず上部でも分割があり、9300系同様の3部品構成です。
タイプⅣは幅が太く、全車が下部分割型です。また、分割位置は扉のステンレス板と化粧板との境界線の高さであるため、Ⅳのみ分割位置が低くなっています。(写真③)
8231FはタイプⅢではありますが、タイプⅣと同じ車内案内表示器を設置した関係で、上部の構成が他のどの編成とも異なります。

リニューアル直後の8221の扉

8221のみリニューアル後に扉が交換されておらず、銀枠でプレストオレンジという組み合わせでした。

登場時からのもの(左写真)と比べて、リニューアル後は元の塗り分け線が低いのがわかりますね。この扉は後に通常のリニューアル車用の、複層ガラス窓の客引戸へと換装されています。(右写真)

阪神8000系の編成毎の差異
2010年撮影・密着連結器であるのがわかる

2011年の入場までこの扉のままで、11年の検査の際に扉が交換され、連結器直上部が切り欠かれました。クロスシートのヘッドレストカバーもこの時に変更されています。

③設備の更新

車椅子スペースと非常通報器

リニューアル時に車椅子スペースが設置されています。8211F~8229Fは中間車4両に、8231F~8249Fは6両全車(うち8241F以降の中間車4両には新造時から車椅子スペースあり)に設置されています。設置位置は大阪側ユニットは浜側、神戸側ユニットは山側で、偶数先頭車を除き神戸寄り側引戸横です。
車椅子スペース設置部の窓(各一箇所)は固定窓となっています。

また、非常時に乗務員室と連絡を取ることが出来る非常通報装置が、各車端(運転室直後除く)に新設されています。8211F~8229Fは妻面に設置されていますが、8231F~8249Fでは車いすスペース付近の非常通報装置は、妻面ではなく車椅子スペースに設置しています。
車椅子・ベビーカーのピクトグラムは8211F~8229Fは車内壁面、8231F~8249Fでは窓ガラスにあります。

クロスシート設置の偶数車は、写真にある通り、車いすスペースが下降化された妻窓に近接しています。
クロスシート設置偶数車神戸側・奇数車大阪側では、バランサ点検口の存在を確認することが出来ます。

タイプⅢまでの8101形奇数車では、簡易配電盤があることにより車椅子スペースの有効巾が確保できないことから、該当部のみ簡易配電盤を薄型に改造しています。

非常通報器は8231F~8249Fの車椅子スペース付近を除き妻窓横に設置され、タイプⅠ~Ⅲでは該当妻面の、車内から見て右側(車外から見て左側)の妻窓が狭巾化されています。

8231Fから非常通報器の設置位置が変更されていることにより、8231FはタイプⅠ~Ⅲで唯一狭巾化や下降窓化されずに原形のまま残存している戸袋窓でない妻窓がある編成です。(下の各写真の左側の窓が戸袋窓)

タイプⅣの妻窓は非常通報器の設置位置に関わらず、すべて原型です。

ここまでの内容を復習したい方以外は、上の ボタンを操作してください。

大阪側ユニット車椅子スペースフォトギャラリー

上の画像に写っている差異は以下の通り。(複雑なのである程度理解できた方の復習向けかと思います)
①8229Fまでの8001形奇数車神戸側(11F,19F除く):簡易配電盤なし・袖仕切りなし・ピクトグラム車内
②8229Fまでの8101形奇数車神戸側(11F,19F除く):簡易配電盤(鋼製)あり・袖仕切りなし・ピクトグラム車内
③8219F8101形奇数車神戸側(11F類似):簡易配電盤(鋼製)あり・袖仕切りあり・ピクトグラム車内
④8231F8031神戸側:簡易配電盤なし・袖仕切りなし・ピクトグラム窓・非常通報器側面設置
⑤タイプⅣ神戸側:簡易配電盤(化粧板張り)あり・袖仕切りあり・ピクトグラム窓・非常通報器側面設置

神戸側ユニット車椅子スペースフォトギャラリー

上の画像に写っている差異は以下の通り。(複雑なのである程度理解できた方の復習向けかと思います)
①8229Fまでの偶数クロスシート車神戸側(11F,19F除く):袖仕切りなし・ピクトグラム車内・非常通報器妻側・下降妻窓
②8211F,8219Fの偶数中間車:袖仕切りあり・ピクトグラム車内・非常通報器妻側・下降妻窓
③8229Fまでの偶数ロングシート車神戸側(11F,19F除く):袖仕切りなし・ピクトグラム車内・非常通報器妻側・狭巾妻窓
④8231F8232大阪側:袖仕切りなし・ピクトグラム窓・非常通報器側面設置・原型妻窓・優先座席でない
⑤8231F8132神戸側:袖仕切りなし・ピクトグラム窓・非常通報器側面設置・下降妻窓
⑥タイプⅣ神戸側:袖仕切りあり・ピクトグラム窓・非常通報器側面設置・方形妻窓
⑦タイプⅠ8102,8002神戸側:袖仕切りなし・ピクトグラム車内・非常通報器妻側・狭巾妻窓

転落防止幌

8211Fのリニューアル直後は互違形でしたが、後に通常タイプに変更されています。8211F特有のスカートのハンドスコッチ蓋も後に撤去され、他の編成と同様のスカートとなっています。

阪神8000系の編成毎の差異

リニューアルが2番目・3番目に施工された8219F・8221Fのみ取り付け位置が高くなっています。
多くの編成ではリニューアルに先行して転落防止幌が取り付けられ、2008年までに全編成が転落防止幌を装備しています。

転落防止幌台座の形状は二種類で、左写真の初期型が8219F,8221Fのものでした。相違点が分かりにくいかと思いますが、側面に張り出す板が3枚の板に完全に分かれているタイプが初期型、側面で欠き取られており、切欠き角が丸められているものが一般型です。
2017年3月に転落防止幌のヒンジを8221F・8523Fに取り付け(後述)る際に、8221Fのヒンジ取付側が一般型に、8523Fのヒンジ取付側が初期型に変更されています。(右写真:8221F)

転落防止幌のヒンジ

阪神8000系の編成毎の差異

8247Fは赤胴時代に取り付けられています。2009年出場の8229F以降(つまりは8227F~8249F)では、ほとんどの編成についてリニューアル時に取り付けられています。それ以前にリニューアルされた編成(11F,13F,15F,19F,21F,23F,25F)も、2015年~2017年3月にかけて全編成に取り付けられました。

ヒンジ部の塗装は、2016年5月の8237F,10月の8219Fのヒンジ下半(車体側)塗り、2017年11月の8227Fヒンジ全塗りに始まり、これ以降ヒンジごと塗装され、最終的にほとんどの編成が全塗装されています。(未塗装は残すところ8233F,8523Fのみ)

床下機器

界磁チョッパ更新

8237F,8243F,8245Fの8101形については、リニューアルの際にの界磁チョッパが交換されています。

阪神8000系の編成毎の差異

2013年3月のリニューアル直後(界磁チョッパ換装長後)の8037(2013.4撮影)

まだ汚れが付いていないことから、この直前に取り付けられたことが分かるかと思います。

SIV更新

8245,47Fはリニューアルの際に、SIVが1000系と同等のものへと換装されています。右写真は付随するリアクトルトランス箱で、こちらも同様に更新されています。

側面種別行先表示器(LEDタイプ)

8231F以降のリニューアルでは、前面側面共に行先表示器がLEDとなっています。そのうち、8249F以降のリニューアル車(39,41,49)は種別部と行先部で同じ地色になっています(写真右)。それら以外は1000系同様行先部がやや黄緑色のものです。8231FのみタイプⅢでのLED表示であるため、Hゴムがついています。

行先表示器背面は、窓付きが幕、窓無しがLEDです。取付方法にも差異があることが分かります。タイプⅣは上がヒンジ、Ⅲまでは下がヒンジです。

標識灯

8231F以降のリニューアルでLED4ユニットタイプとなっています。8243F以降のリニューアルではビスが両サイドから下2点に変更されています。(番号順で言えば8239F以降)

その他の形態差

非常用ドアコック

中央のものが多数派で、右のものが8211Fと8013,8214に設置されているものです。左の大型のものはタイプⅠ用。

ヒューズ

8211F,13F,15Fのみ未更新で、ほかの編成は全て更新済です。すなわち、タイプⅢでは8018,8118,8117のみ未更新です。

★2010年代に発生した形態差

マタニティーマーク追加(2013.3)

阪神8000系の編成毎の差異

優先座席ステッカーの下にもう一枚白っぽいステッカーが追加されました。奥の8000系にはついていて、手前の8000系にはついていない過渡期。(2013.03.07撮影)

ドアステッカー更新(2013.7)

2013年7~8月で更新されました。写真の5500系は新ドアステッカー、8000系は旧ドアステッカーの貼り替え過渡期(写真左・2013.08.03撮影)

この時に、「上り大塩ドアカット」のステッカーが阪神車にも貼り付けられました。(写真右・2013.09.03撮影)

ギュッとステッカーの初期位置(2015)

2015年2月26日より突如として前面に貼り付けられ始めたギュッとステッカー。貼付開始当初は位置がてんでバラバラ、貼ってない車両も結構いて混沌とした状況でした。現在でも貼り付け位置がおかしな編成はいますが、それは後に追記したいと思います。

貼付開始当初の位置は大きく分けて3種類。現在の位置には貼られていませんでした。現在の大多数を「中心」とし、相対的な位置関係として大別すると、「上」「右」「右上」となります。

「上」はワイパー直下で塗り分け線に近接しているもの、「右」は高さは現在とあまり変わらないが標識灯の上にあるもの、「右上」は「右」かつ「上」としています。

無し:11,12,14,25,26,29,30,37,38,39,40,43,44,49,50

上:13,18,19,20,21,23,27,28,35,45,46,47,48

右:15,16,31,32

右上:33,34,36

6月頃から現在の貼付位置への修正が始まり、途中一時的に♡が行方不明になる編成がいたりしましたが、大方秋ごろにはほぼ現在の位置となっています。

前照灯LED化(2014~2018)

8245Fは小糸製LED,その他は森尾製LED前照灯です。

8211F:2018.11 8213F:2016.4 8215F:2018.8
8219F:2016.10 8221F:2018.12* 8523F:2017.7 8225F*:2016.8 8227F:2017.12 8229F:2017.1 8231F:2017.9 8233F:2017.12 8235F:2018.10 8237F:2016.5 8239F:2018.9 8241F:2015.10* 8243F:2016.12* 8245F:2014.6* 8247F:2017.9 8249F:2018.5**
【※注】
* は検査出場と同時でないことを示す。
** 8249のみLED,8250はシールドビームで試運転をしたものの、営業運転に入るまでにLED化
*8225Fは2012.8に24灯LEDを試験装備、後に一旦シールドビームに復原

8241Fのリニューアル後のシールドビームでの営業運転は3週間程、8245Fは2か月足らずでした。

行先方向幕内容変更(2016初頭)

2016年改正の内容が反映されて新たな種別行先が設けられ、設定の無い種別行先が削除されたほか、駅名改称(三宮→神戸三宮)の反映と、ローマ字の長音が廃止されました。

妻窓広告ステッカー貼付(2017)

2017年初頭より、妻窓面積の半分ほどを占める大型の広告ステッカーが貼り付けられています。タイミング次第で広告がないものや、妻窓左右一枚ずつの計2枚貼られているものもあります。

高校野球副標デザイン変更(2018)

詳細は下記リンクの記事を参照してください。

マタニティーマーク・優先座席ステッカー統合(2019.1)

阪神8000系の編成毎の差異

見えづらいですが、左側の優先座席ステッカー下部には白いもう一枚のステッカーが見えるのに対し、右の窓にはありません。8213Fの検査出場試運転(2019.01.21撮影)では混合していました。この冬にほとんど統合されています。

8523F直通特急運用開始(2020.02.01)

1998年の直通特急運転開始以来、直通特急での運用を避けられていた8523Fですが、2018年4月9日に姫路入線試運転が行われ、更に2020年1月14日に大塩までの試運転を経て、同年2月1日より直通特急運用への制限が解かれました。

阪神8000系の編成毎の差異
2020.01.14 大塩入線試運転

2020年1月14日の大塩入線試運転では、大塩入線直後に運転台やホームから、信号機の方を指差しながら話し合う様子が見られました。

《参考》姫路入線試運転半年前

2017年10月23日、26年ぶりに「超大型」で上陸した平成29年台風第21号は、上陸地こそ静岡県であったが、阪神地区にも大きな影響をもたらした。22日18時~翌3時にかけて、神戸(神戸市中央区)では平均風速にして20メートルを超え続け、当時の10月極値を更新する30.7メートルを観測した。また、最大瞬間風速も45.9メートルと、10月の記録を更新するものであった。
台風の影響により、阪神間を結ぶ各線は日没頃から部分運休を余儀なくされ、阪神間の鉄道輸送が寸断される状況となった。阪神電車はいち早く暴風の影響を受け、22日18時頃には御影以東運休、その後も神戸市内の地下線(三宮~東須磨:ダイヤ不定)で辛うじて区間運転を出来る程度であった。
これにより、当時御影以西にいた8523Fは三宮以西で特急・直通特急として扱われるも、同日夜には東二見車庫へ入庫、翌23日に臨時回送を以って帰区した。

阪神8000系の編成毎の差異阪神8000系の編成毎の差異

換気ステッカー貼付(2020.12)

詳細は下記リンクの記事を参照してください。

現存する全編成・全車両の側面写真

長い長い記事を読んでいただきありがとうございました。おつかれさまでした。
さて記事を読み終わったアナタには、下記リンクの全車両の側面写真と照合や確認をするという楽しみ方が出来る…ハズ?



snowlavit

生まれた時から阪神電車がそばにいた阪神電車オタク。 時が経つにつれてちょっとずつ変わっていくものが好き。 設備、車両、模型と手を四方八方に出しっぱなしで収拾がつかない。


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