後年改造
車内
スタンションポール


5501F,5503Fは当初高めの位置に手すりが設置されていましたが、後の改造で高さが下げられています。(当初の位置はネジのあたり)
この改造により位置が下げられたものの、5505F以降に比べてはまだ高い位置です。
座席モケット交換(2001~2006?)



2000年代前半(2001~2006?)に9300系と同じ柄で色違いの丈夫なものに交換されています。
乗務員室仕切り(2005~2022.12)


乗務員室仕切りには車掌側窓の上部が開くタイプ・開かないタイプの2種類と、仕切り扉の上部が開いているタイプ・開いていないタイプの2種類が存在します。つまりこの組み合わせで2×2の4タイプ存在しうることになります。
上部に開口がない仕切り扉は2005年2月の「まにあっく・阪神」にて紹介されており、5513号が交換されていることが明かされています。5511~5516がその時期に交換されたと推定されるものの、それ以降は交換が取りやめられ、2016年の5551Fの検査から交換が再開されています。また、車掌側窓の上部が開口する仕様は2015年の5503Fの検査から登場し、いずれも2022年12月の5509Fリノベーション完了まで、順繰りに交換が進められていた模様です。
| 編成 | 仕切り扉窓 | 車掌側窓 |
| 5501F | 2017.4 | 2017.4 |
| 5503F | 2017.9 | 2015.6 |
| 5505F | 2018.5 | 2018.5 |
| 5507F | 2019.4 | 2019.4 |
| 5509F | 2022.12 | 2022.12 |
| 5511F | 2005年? | 2020.5 |
| 5513F | 2005.2? | 2020.2 |
| 5515F | 2005年? | 2021.3 |
| 5517F | 2021.11 | 2021.11 |
| 5551F | 2016.10 | 2016.10 |
5501,5601の蛍光灯カバー一部撤去(2013.7)


5501,5601の2両だけ取り付けられていません。(左は2013年7月撮影;リノベーション後も変更なし)
5601,5602のユニット間では室内灯の仕様(カバー有無等)の差から、色が違って見えます。
(写真左:ユニット間連結面、写真右:ユニット内連結面)


客室蛍光灯LED化(2013~)




2013年の5505Fに始まった客室灯の蛍光灯からLEDへの換装。
5505-5605での試験段階では予備灯以外が青っぽい色のLED客室灯でしたが、本格採用に至った現在ではLED客室灯は蛍光灯とほぼ同じ色合いのものが用いられており、区別はつきません。







現在では、LED客室灯搭載車は車内妻面車番下に上写真のようなエッチングプレートが貼りつけられています。
銘板記載年月
5505F:2015.3 5507F:2015.1 5509F:2015.1 5511F:2015.2 5513F:2014.11 5515F:2015.12 5517F:2014.2
車内案内表示器路線図遮蔽(2013~2014)
2013年から2014年にかけて、5500系の発光式の路線図が化粧板で覆われ、広告枠が設置されています。


この表示器はリノベーション時に全て完全撤去され、LCDへと換装されています。
側引戸上部広告枠撤去(2016夏頃~)
リノベーション工事前(おそらく5501F以外)の編成を対象に、側引戸上部広告枠が撤去され、路線図が大型化されています(上写真参照)。案内表示器設置個所の広告枠は残存しています。
なお、リノベーション後は案内表示器がLCDとなり案内表示器設置個所の広告枠が消滅、撤去された広告枠は復活しています。

▲リノベーション後の広告枠
座席モケット交換(2017~2024)


2017年以降のリノベーション時には順次優先座席のモケットが5700系と同様のものに交換されました(写真左)。さらに、5500系のリノベーション工事が全て完了した後の5550系の検査時(2024.10)には、5550系の優先座席も5700系同様の優先座席モケットへと交換されました(写真右)。





まとめると、5500系の通常座席は登場時モケットから9300系の色違い(上写真②、③)へ、優先座席はさらに加えて5700系同様のモケット(同③、⑤)へと更新され、5550系は登場時から装備している9300系の色違いモケット(同②、③)から、優先座席は5700系同様のモケット(同⑤)へと更新されたことになります。
扉個別扱い装置使用停止(2020.4~)
新型コロナウイルス感染症の流行拡大を受けて、扉個別扱い装置(半自動ドア)の使用が停止されました。5500系はリノベーションの際に扉個別扱い装置を設置しましたが、通常の営業運転で使用されたのは5501F~5507Fの4編成のみ、5700系は全14編成いずれも新造時から設置されていますが、使用されたのは5701F~5713Fの7編成のみと思われます。

▲扉個別扱い装置作動中の頃 作動時にはドアボタン周囲が緑色に光り、自動放送が流れていた
車内防犯カメラ設置(2022.5.24~2024年度)
2022年5月24日~8月31日の期間で、5517Fを用いて車内防犯カメラの試験運用が実施されました。その後、本採用に至り順次防犯カメラが設置されていきましたが、5517F以外では防犯カメラ作動中ステッカーが異なるデザインとなっています。


この試験の結果を受けて、1000,9000,9300,5500(5550),5700系全車への車内防犯カメラの設置が2023~24年度に施工されました。防犯カメラは車内案内表示器付近の天井部に設置され、取付部はいずれの形式も蛍光灯台座が一段下がる形となっています。
また、防犯カメラ取付位置が天井蛍光灯列であるため、蛍光灯の設置方式ごとに異なる取り付け方となっています。
1000,5550,5700系の取付部の蛍光灯ソケット台座は、側面に2つ穴があるタイプとないタイプの2種類が存在します。穴の有無が施工時期によるものなのか定かではありませんが編成内ではそろっているようです。また、角部に透明樹脂カバーが装着されている(穴の有無には関係なく独立)ものもありますが、こちらは編成内で統一されていません。5551Fは「穴ナシ」タイプが用いられています。



▲左から5501-5601、通常の5500系、5551F いずれも防犯カメラ取付位置の蛍光灯は一段下がっている
車体外観
転落防止幌取付(2006)改造(2012)復原(2020)





5501F,5503Fは転落防止幌未設置(写真一枚目)で落成しましたが、2006年1月に5501Fに取り付け、2006年12月には5503Fに取り付けられています(取り付け後は写真二枚目)。
5505F~5517F,5551Fは新製時より転落防止幌を設置して登場しています(写真三枚目)が、5513Fは2012年度冬に5614-5514間のみ、近鉄のシリーズ21で採用されているものに改造(写真四枚目)。後に5700系や5500系リノベーション車両に採用されていることから、試験が目的だったのではないかと思われます。また、この取り付けに際しては雨樋も改造されています。
その後、5614-5514の転落防止幌は武庫川線対応工事の際に雨樋とともに元の転落防止幌へと戻されています。
連結器換装(2006.12~2008)
5500系では2006年12月の5503Fの改造を皮切りに、全編成がバンドン式密着連結器から廻り子式密着連結器へと換装されました。


左写真(2008年1月16日撮影)は5507Fのバンドン時代のもの。右写真(2008年6月14日撮影)では、5515Fは廻り子式密着連結器に既に換装され、同じく廻り子式である1601Fとの連結しています。


5500系では連結器換装に伴いスカートの上部オオイが取り外されたことにより、スカートの開口部縁に見える面状にビスが露出しています。これが5500では片側2本、5550では片側4本と配置が異なります。
5501F:2008年初頭?5503F:2006.12 5505F:2008年初頭? 5507F:2008.2 5509F:2008年初頭? 5511F:2007.5 5513F:2007.11 5515F:2007年初夏? 5517F:2007.10
車側灯更新(2011.12~2017.4)
車側灯(下側)が赤レンズからクリアレンズへと変更されました。
車側灯クリア化
5501F 2017.4 5503F 2015.6 5505F 2012.3 5507F 2011.12 5509F 2012.2 5511F 2013.2 5513F 2012.3 5515F 2013.7 5517F 2014.3 5551F 2016.10
前照灯LED化(2012.12~2020)
5505Fは2012年12月に2粒のコイト電工製LED小糸製LEDに、5551Fは2016年10月の出場時に、5509Fは2017年10月の出場時に16粒の森尾電機製LEDに交換。
その後しばらく変化はありませんでしたが、2018年12月4日に5515Fが、2019年1月8日に5513Fが、1月24日に5517Fが森尾製16粒LEDに交換されています。
加えて5501F,5503F,5505F,5507,5511Fはリノベーションと同時に森尾製16粒LEDに交換されています。


2019年1月7日からは阪神電車全線で終日前照灯点灯となりました。

5513Fは終日前照灯点灯の翌日に前照灯が交換されたことになります。
クーラーキセ混載(2016~)
5500系に搭載されるクーラーキセは、CU703(以下前期型と記す)とCU703A(以下後期型と記す)の二種類が存在します。


この記事では前者を前期型、後者を後期型として扱います。
クーラーキセは全般検査時に交換されている場合があるほか、そうでなくとも交換されている場合があることが分かっています。
調査結果(2013~2020年)
※(括弧)内のRNはリノベーション工事を、数字は年月日を表します。括弧が付いていない場合は調査期間中に変更がなかったことを表します。
5501F(~2016):全車前期型
(2017.4RN~):5502の梅田側のみ後期型へ交換
5503F:全車前期型
5505F(~2017.8.2*):全車前期型
(2017.8.2*~):5505-5605のみ後期型へ交換
(2018.5RN~):更に5506の神戸側のみ後期型へ交換、計8基中5基が後期型となる。
5507F:全車前期型
5509F(~2017.9):全車前期型
(2017.10~):5509-5609のみ後期型へ交換
5511F(~2019.10入場):5611の神戸側のみ後期型
新5511F(2020.5武庫川線~):全て後期型
新5912F(2020.5武庫川線~):5912の大阪側のみ後期型
5513F:全車後期型
新5513F(2020.2武庫川線~):全車後期型
新5914F(2020.2武庫川線~):全車後期型
5515F:全車後期型
5517F(~2017.夏):5517-5617のみ前期型へ交換
(2017.夏~):更に5518の梅田側を前期型へ交換
避雷器更新(2023.8~2026.1)
2023年8月より避雷器の更新が順次行われています。5509Fのみリノベーション工事の際に同時に更新していますが、他の車両はリノベーション工事、武庫川線対応改造とは別に避雷器更新が行われており、5507Fは検査入場の際に更新されています。5515FはTASC対応工事の際にも避雷器は更新されませんでしたが、おそらく優先座席ステッカーの更新とほぼ同時に避雷器が更新されたようです。5517F, 5551Fは登場時から新型避雷器であるため、(少なくとも外観上は)更新されていません。




5501F:2023.8* 5503F:2024.6* 5505F:2025.2* 5507F:2024.2 5509F:2022.12** 5511F:2022.3* 5912F:2022.3* 5513F:2022.3* 5914F:2022.3* 5515F:2026.1*
*:検査入場と同時でない
**:リノベと同時
貫通扉ワイパー撤去(2024.8~)
2024年8月の5513Fの出場以降、貫通扉のワイパーが撤去されています。TASC対応工事を施工した際にも撤去が進められています。




5513F:2024.8 5551F:2024.11 5515F:2025.8 5517F:2026.2
TASC対応工事(2025.8~)
概要
2025年8月に工事完了、運用開始した5515Fを皮切りに、TASC対応改造が進められています。TASC対応工事では、運転台に扉扱い装置が増設されたほか、乗務員室直後の運転台側の機器箱、妻引戸鴨居部の機器箱、車外カメラが新設されています。また、これに併せて妻引戸鴨居部の旗差しの撤去、乗務員室仕切りから側引戸にかけての側面化粧板の張り替えが行われています。




▲増設された機器
施工時期
5515F:2025.8 5517F:2026.2
運転台の扉扱い装置の差異
5515Fと5517Fでは設置向きが異なります。5515Fは赤いボタンが内側ですが、5517Fでは赤いボタンが外側となっています。


妻引戸鴨居部の機器設置方法の差異
TASC対応工事の際に妻引戸鴨居部に機器が追加され、旗差しが撤去されています。乗務員室仕切扉上のものは残存しています。5515Fと5517Fで妻引戸鴨居に新設された機器の設置様態が異なり、5515Fでは化粧板が重ねられて4点でビス止めされた上で機器が設置されていますが、5517Fでは直接機器が据え付けられています。
旗差しは祝日の国旗掲揚を廃止した2022年以降、定期的に使われる場面はないことから撤去されたものと考えられます。




竣工時の他の仕様の差異
竣工時期などの要因によって、避雷器、優先座席フロアシート、優先座席ステッカー、ピクトグラム、扉個別扱い装置の仕様が異なります。
5515Fのみ避雷器未更新、優先座席フロアシート未貼付、優先座席ステッカー未更新、ピクトグラム小型、扉個別扱い装置残存の状態でTASC対応となりました。5517Fもピクトグラム小型でTASC対応となりましたが、TASC対応工事の際に扉個別扱い装置は撤去、優先座席フロアシートが貼られ、優先座席ステッカーは大型のものに貼り替えられています。避雷器は登場時から新型のものを搭載しているため、TASC対応工事時点で避雷器が未更新の旧タイプであった編成は5515Fのみです。
また、5515Fの神戸方先頭車5516にはTASC対応工事以降は乗務員室直後の運転台側の側窓に優先座席ステッカーが貼付されていませんが、5517Fの5518には貼付されています。



扉個別扱い装置撤去(2026.3~)
TASC対応工事が施工され2026年3月2日から運用復帰した5517Fでは、半自動ドアボタンが撤去され、取付部がふさがれていました。



▲車内側は上から蓋をする手法、外板はシールの上から再塗装されている?
乗務員室直後の運転台側側引戸のドアボタン取付部は板でふさがれておらず、綺麗な仕上がりになっています。乗務員室仕切りから側引戸にかけての側面化粧板は張り替えられたものと思われます。


▲左写真は5515F、右写真は5517F 5517Fではドアボタンが撤去されているほか、抗菌ステッカーも消えている
乗務員室内の扉個別扱い装置も5517Fでは撤去され、5515Fと5517Fで乗務員室内機器配置に差異が生じています。


▲左が5515F、右が5517F 左写真(5515F)の左上にあるのが扉個別扱い装置で、右写真(5517F)ではこの装置がない


▲扉個別扱い装置が撤去された5517Fの乗務員室内機器配置
施工時期
5517F:2026.2