武庫川線で余生を過ごすR車こと7861形、そして3901形から改造された7890形。
そんな7890Fが5月30日、7864Fが7月5日にそれぞれ検査を受け、本線(尼崎~石屋川)にて試運転が行われました。
約1か月で2度も本線で赤胴車が見られるとは、なかなか贅沢でした…。
7890F
前述のとおり、3901形から改造された7890形。
同、3901形からの改造で6両編成となり活躍をした8901形も引退から9年経過しており、
思えば貴重かつ、個人的に思い入れもある8901形を思い出すような、懐かしい姿を見せてくれました。
今回、石屋川の往復を共にした編成は7866Fでした。
7890形は1編成のみのため7861形とタッグを組み試運転に挑んでいますが、このデコボコの組成がたまらなくかっこいいですよね。
芦屋~打出間のストレートを駆け下りてくるシーン。[撮影:もんすりー]
青木の真新しい高架区間を行く赤胴車4連。[撮影:すのらび]
復路は様々な個所に旧規格が見られる、まだ地上で仮設の青木駅へ。嘗ての鳴尾駅に似た雰囲気が感じられた気も。[撮影:すのらび]
高架化工事により上下線で地上と高架に分かれている区間の踏切で。[撮影:すのらび]
1日中雨天でしたがそれがまたよい演出になったのでしょうか、完成度の高い3901形の車体は塗装したて、さらに雨に濡れて一層輝いています。
思わず3901形だ!と声が漏れるくらい…、衰えないかっこよさがありますね。
なお、今回7890Fの検査により前照灯のLED化と、さらに座席のモケットが変更されていることが確認されました。
無事に試運転は終わり、6月5日に運用に復帰しています。
7864F
7890Fの出場と入れ替わるように入場していた7864Fですが、冒頭のとおり本日7月5日に試運転が行われました。
今回の試運転は前回の7890Fの際とと異なり、検査明けの7864Fが神戸側に、併車が大阪側に連結されました。
ちなみに今回も試運転に連結された編成は7866Fでした。
本番によわい撮影者はうっかりピントを外してしまいましたので、苦肉の策でモノクロに編集して、甘くなっている輪郭を誤魔化しました(ぇぇ…
魚崎~芦屋の高架化工事も着々と進んで行っているのを実感しますが、現在建設中の上り線をR車が走る時が来るのか否か。
現在の鳴尾付近でも言えますが、真新しい高架線を走るR車というのもなかなか見応えがありそうで、特に青木駅は注目ですね…。
多くのファンで賑わっていた尼崎駅に堂々と登場、ファン目線ではあっという間な1日でした。
7864Fも今回の検査で前照灯はLEDに変更されており、いよいよハロゲンランプは併車に使用された7866Fのみとなりました。温かみのある暖色の光を放つ赤胴車もまもなく見納めとなりそうですね。
日常的に武庫川線での姿はお目にかかれるものの、改めてR車はかっこいいなぁ…と実感しました。
最近では故障も目を瞑れない程には発生していますが、先に線路を離れた仲間の分もまだまだ強く頑張ってほしいですね。
最近の出来事など滞納してしまいゴメンナサイ m(_ _)m