夏の風物詩といえば高校野球ですよね。今年も8月に「第102回全国高校野球選手権大会」が行われるはずでしたが、残念ながらこのコロナ禍で中止となってしまいました。高校野球は1924年以来、戦時中を除いて毎年甲子園球場で行われており、戦後としては初の大会中止となります。
甲子園駅は今でこそ甲子園球場の最寄り駅として知られますが、1905年の阪神電車開業当初は存在せず、そこには単なる川をまたぐ橋しかありませんでした。というのも、甲子園球場は武庫川の支流で廃川となった「枝川」の埋め立てによりできた敷地の開発として建設されたもので、甲子園駅もその一環として設置されたものだからです。
甲子園駅の中には「枝川橋梁」という名前の橋梁が今でも残存しています。
さて、この写真を見て何だとお分かりになる方はいらっしゃいますでしょうか。
これは1982年の春に行われた「第54回選抜高校野球大会」の記念きっぷです。特徴としては、単なるきっぷであるだけでなく、オペラグラスとしても使えることがあげられます。