阪神電車管轄の全駅に旅客案内を目的とするLED式の表示器が設置されています。平成元年に案内放送とLED表示器構築された“旅客案内システム”の構成要素です。(案内放送もその一環ですが)
さて、LED表示器には“列車案内表示器”と“列車接近表示器”の2系統があります。駅の規模に応じて設置される形態が異なりますが、少なくともどちらかの表示器が確実に全駅に設置されています。
列車接近表示機
列車接近表示機は列車接近時に「電車がまいります。」など注意を促す表示をする装置です。また、出発信号のついている駅(停車場)では発車に注意を促す表示もされます。
なお、その他の際には上写真のように業務案内がスクロール表示されます。
列車案内表示機
列車案内表示機には「コンコース案内表示器」と「ホーム案内表示器」の2種類がありますが、それぞれの区別がつきにくいかと思います。
コンコース案内表示器。コンコースに設置されます。
ホーム案内表示器。ホーム上に設置されます。ホームの形態や、幅、天井の高さなどに合わせて様々なタイプのものがあります。
ホーム案内表示器とコンコース案内表示器の最大の違いは設置場所でしょう。
三宮駅のコンコース案内表示器の中には、ホームと同じ階層に設置されているものもあります。ホーム案内表示器と区別をつけにくいかもしれません。