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阪神5700系全編成側面写真資料集」 を更新しました。

阪神本線連続立体交差事業・甲子園駅(1-4・鳴尾工区)

構造物 By snowlavit

随分と長い間時間を空けてしまいましたが、今回は甲子園駅です。

甲子園駅の工事記録は2013年、平成25年のものからになります。

今回は平成25年末の、下り降車ホームの一部が解体され、仮設化された頃の写真などを掲載します。(細切れにしないとロングラン連載記事書くの疲れるからね。)

こちらは下り降車ホーム東側、2013(H25)年12月9日の様子。プロ野球のシーズンも終わり、工事ができる期間となった頃。野球シーズン(3~10月)は甲子園球場を使うので、降車ホームの作業が出来ないのですよ。

東端は組んだ鉄パイプの上に木の枠を組んでパネルを貼り付ける、よくあるタイプの仮設ホーム。このタイプの仮設ホームは数日で組み上がって数日で消えるので、野球シーズン前後に突然登場したり消えたりしてました。

そして東端の数メートルの仮設ホームの前後は既に空き地。隙間からはバスロータリーとその先の甲子園球場が見通せます。

駅舎の上の仮設ホームは、従来のホームの柱を使う所は一部削り、残りは鉄パイプで支えています。床の殆どは仮設のベニヤにシートを張ったものですが、一部は従来ホームのアスファルトが残存しています。鉄パイプで構成された広告の枠もまだ残存しています。

駅舎直上の写真。仮設ホームの構造がよくわかるかと。

道路を跨ぐこの位置では従来のホームが多く残存。水色の滑り止めが懐かしいですね。

華奢な屋根支柱もまだ残っていますが、既に足場が組まれ始めています。ホームの工事が本格化したとはいえ、工事前の香りが残っている時代ですね。

橋梁を渡り道路の西側。ホーム拡幅工事の為、架線柱が4面4線を跨いだ2本の柱で支えることになり、トラスもめちゃくちゃでっかいものに交換。橋梁を跨ぐホームの端部分では何やら作業中です。

道路の西側のホームが撤去し終わった区間では、新駅舎用に鉄骨が組まれています。一枚目写真の左下に写る白いコンクリートは今回工事で設置されたもの、ホームがほんのわずかに残っている”島”は従来ホームの遺構かと。切断されて1m程だけ残されたI型鋼もなんとも言えぬ様相。ちょっとかわいい。

切断されたI型鋼も元々こんな姿だったのでしょう。コンクリート部分に鉄骨梁を架橋して、その上にホームを作っていたんですね。

ホーム西端は、後ろに写る木より西は鉄骨が新たに組まれ、木より東は従来のホームの鉄骨の上に仮設ホームを設置しています。

ちなみに木の西側は同年3月11日時点では下写真のような更地。

DSC06546

この写真とこれまでのものを見比べて頂ければどの順番で解体されたかわかるかも…?

似たアングルの写真はこれくらいしかないですが。(再掲)

_DSC3872

新駅舎の鉄骨を組む部分だけは先にホームを全解体したように見えますね。

今回はここまで。甲子園駅の工事の様子は分量が多いのでなかなか一回では進みません(滝汗)

今回は2013年の下り降車ホームの様子だけでした。次回は下り降車ホームの続きですかね。がんばってつづき書きます。ぞい!

鳴尾工区の記事リンク一覧
阪神本線連続立体交差事業について。(1-1・鳴尾工区)
阪神本線連続立体交差事業について。(1-2・鳴尾工区)
阪神本線連続立体交差事業について。(1-3・鳴尾工区)
阪神本線連続立体交差事業・甲子園駅(1-4・鳴尾工区)
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カテゴリー:構造物,阪神本線

snowlavit

生まれた時から阪神電車がそばにいた阪神電車オタク。 時が経つにつれてちょっとずつ変わっていくものが好き。 設備、車両、模型と手を四方八方に出しっぱなしで収拾がつかない。


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